By | 2024年6月26日

「消費者金融で借りたい」場合に、どんなデメリットがあるのか心配になる方は多いのではないでしょうか。

どんなローンでも、メリットとデメリットはつきものです。

消費者金融はすぐに借りられるという点が大きなメリットですが、金利などの気になる点もあります。

気になる消費者金融のデメリットと、その対処法の詳細を見ていきましょう。

消費者金融で借りる6つのデメリット      

消費者金融のデメリットは、

  • 金利が高い
  • 本人に収入がある方だけ借りられる
  • 総量規制対象
  • 借金への耐性ができる
  • ローン審査に影響を及ぼす
  • マイナスイメージを持たれる

という点が挙げられます。

デメリット①上限金利が他の金融機関より高い

消費者金融の金利は、銀行のカードローンやその他のローンに比較すると、やはり高めの傾向です。

金利が高いと利息額が大きくなるため、返済額も大きくなります。お金を借りるなら少しでも低金利で、と考えるのが通常でしょう。

消費者金融の金利相場は3.0%~18.0%前後が主流です。3.0%だったら銀行のローンと変わらないのでは?と思ってしまいますが、適用される金利は借入額と審査によって決まります。

一般的に、初めて消費者金融で借りる場合には上限金利が適用されるケースが大半です。

借入後きちんと返済していくと、限度額がアップしたり、金利が下がったりします。きちんと返済することで信用度が高くなるため、大きな額をより低金利で借りられるわけですね。

【対策その1】早く返済すると利息額をぐんと抑えられる

18.0%という金利を見ると「高い!」と感じてしまいます。しかし、利息額は利用した日数、つまり借りていた期間によって決定するのです。返済日に関わらず、早く返してしまえばその分の利息が抑えられます。

高いというイメージが強い消費者金融の利息ですが、実際に計算してみると、10万円を18.0%の金利で30日借りていた場合には1,479円です。これを10日間で返した場合、利息額は493円とダウンできます。一度に返済できない場合も臨時収入があれば、少しずつでも返済していくことで利息額を抑えられ、完済も早くなるでしょう。

【対策その2】無利息期間を上手に使う

大手消費者金融のほとんどが無利息期間サービスを導入しています。利用に条件があり、たいていは初めてその消費者金融で借りる方が対象です。(返済方法などの条件が決まっている消費者金融もあり)

無利息期間内に全額返済してしまえばまったく利息を払う必要がありません。初めて利用する方で金利が気になる方には、上手に無利息サービスを活用してみてはいかがでしょうか。

【対策その3】必要最小限の額だけ借りる

カードを使って、または振り込みでサッと借りられるのが消費者金融の便利な点です。しかし、便利さ故に「借り過ぎ」→「利息が大きくなる」という問題も抱えてしまいます。ポイントは、本当に必要額だけ借りるということです。

『必要なのは3万円だけど、せっかく借りるなら5万円借りておこうかな…』などと考えるのは止めましょう。その時点で必要ない2万円にも当たり前ですが、利息が毎日かかっていきます。金利が高くなるほど、絶対に必要な額以上は借りないようにしましょう。

デメリット②本人収入がある方だけしか借りられない

消費者金融では、申込者本人に安定した収入がないと審査に通りません。専業主婦(夫)で、アルバイトやパートなどからも収入を得ていない方は、申し込めません。銀行カードローンでは、配偶者の安定収入で申し込めるものもありますが、ほとんどの消費者金融では不可能です。

【対策】一定期間以上アルバイトしてから申し込む

配偶者の安定収入で審査を受けられる銀行カードローンでも、「配偶者にお金を借りることを知られたくない!」という方が多いのではないでしょうか。消費者金融での借入では、申込の確認は本人の携帯電話にかかりますし、郵便物も会社名は書かれません。

誰にも知られずお金を借りることも難しくないのです。この点を考えると、やっぱり消費者金融がよいという方もいるでしょう。本人収入といっても、会社で正社員として働いていないといけない、といった条件はありません。アルバイトやパートなどでも安定した収入が毎月入ってきていれば、審査を受けられるのです。

消費者金融でお金を借りたい場合、申し込みはアルバイトなどを始めて一定期間以上経ってからにしましょう。具体的な勤続年数の条件については各社公式サイトでも特に書かれていませんが、一般的には6ヶ月以上継続していることが必要といわれています。

デメリット③総量規制対象で借りられる上限が決まっている

貸金業法で定められている総量規制により、消費者金融では本人の年収の3分の1までしか借りられません。総量規制で対象となるのは消費者金融など貸金業者からの借入で、複数の業者から借りている場合には全ての借入の合計が年収の3分の1以内である必要があります。

クレジットカードのキャッシングも総量規制額の対象となるので、この点も注意しておきましょう。

【対策】借入が制限されている理由を考える

借りられる額が低いのはデメリットと感じる方も多いのですが、返済できないほど借り過ぎてしまう状況に陥りにくいという点ではメリットとも言えます。消費者金融での借入は便利なので、ついつい借りすぎてしまう方も少なくありません。結果、大きな額になりやすいため、総量規制という予防策があると考えれば安心感があります。

以前は銀行カードローンなら年収の3分の1を超えても申し込める、と言われていました。しかし、それによって返済できない人も大量に発生したため、現在は自主規制として年収の3分の1を超える貸付を銀行側が自粛するようになったのです。もしもより多く借りたい時には、借入目的に応じた目的ローンなどの利用を検討したほうがよいでしょう。

デメリット④借金への耐性ができる

お金を借りるというのは最初は不安もありますし、返済できるだろうかと心配を抱えることが多いですね。ドキドキしながら申し込んだ経験がある方もいるのではないでしょうか。

ところが、消費者金融のカードローンは、限度額を決めた範囲内なら解約しない限り何度でもお金を借りることができます。何度も繰り返し借入できるため、お金を借りることに対してそのうち慣れてしまうのです。気軽に利用できるという最大のメリットが、借入への慣れや耐性ができることで、借りすぎや多重債務を引き起こす原因となることもあるのです。

【対策】自分がどれくらい借りているのか定期的にチェックする

消費者金融の利便性の高さを最大限に活かすためにも、借りる前に必ず返済シミュレーションを行いましょう。借り過ぎを防ぐためにも、追加借入したくなったら、その都度返済計画を見直すのがベストです。

ただ、緊急に借りてしまうこともあるので、こまめに借入残高を確認するクセをつけることをおすすめします。

デメリット⑤他のローン審査に影響を及ぼす

消費者金融でお金を借りると、他のローンに申し込めなくなると考えている方は多いです。実は、「消費者金融で一度でも借りるとローンが組めない」というのは正確ではありません。消費者金融を利用したことがあっても、別のローン審査に受かることもあります。

各金融機関はローン審査で、申し込み者のお金を借りる上での信用度を判断しているのです。つまり「きちんと返済する」という信用に値するのかによって、借りられる額などを決定します。

【対策】一つのローンを完済してから別のローンの申込をする

カードローンなどを利用していると、きちんと返済できるのか、お金に困っている状態ではないのか、と金融機関に考えられてしまう可能性があります。ただし、完済しているのであれば返済する額を準備することなどもないので、ローン審査での影響を最小限に抑えられるでしょう。

信用情報機関では借入の履歴は5年間は残るので、完済してから5年経ってから申し込めば審査には影響を与えません。いずれにしても、返済が難しいのでは?と判断されてしまう材料を、できる限り減らしてから申し込むとよいですね。

デメリット⑥マイナスイメージを持たれる

友達や家族に消費者金融でお金を借りていることが知られれば、お金の管理ができない人と疑われてしまうこともあります。

金融庁が2019年3月に全国の20~70代の男女を調査した「貸金業利用者に関する調査・研究」によると、スクリーニング調査結果では3年以内借入経験者は全体の7.6%。この結果からもわかるようにキャッシングを利用している人は実は少なくないのですが、「キャッシングはしないほうがいい」という考えの方は未だ多く、「借金」につながるものはネガティブなイメージを持たれるリスクがあります。

出典:金融庁「貸金業利用者に関する調査・研究

【対策】インターネット取引を活用する

消費者金融のカードローンは、誰にも知られず借りることができます。ネット申し込み、ネットで振込融資、返済もネットバンキングといった使い方も可能です。この方法なら、どこにも行かず誰にもわからないようにお金を借りてしまえるでしょう。

勤務先への在籍確認は担当者の個人名でかかりますので、これも借入しようとしているかどうかは社内の人たちには分かりません。借入後遅れることなく返済を続けていれば、電話連絡が入ったり、督促状が送付されたりすることもないので、家族には気付かれないように利用できます。

消費者金融の借り換えやおまとめローンのデメリット           

金利がより低い、あるいは利用方法がより便利といったローンに借り換える方法があります。借り換えローンとして取り扱っている金融機関も見つかるでしょう。また、複数の借入を一本化するおまとめローンもあります。

借り換えローン、おまとめローンいずれも金利負担を軽減し、返済での手間なども減らせる方法とされています。しかし、注意しておかないと、デメリットにつながってしまうことがあります。

借り換えローンのデメリット

より低い金利のローンを利用することで、利息額を減らそうという方法です。ただし、金利が低いローンというのは、利用する方に高い信用度が必要になります。借り換えローンでも、もちろん審査は行われるわけですから、審査に通らなければ利用できません。

また、元の借入以上の額を借りたり追加借入をしたりができないローンも多いです。返済のみの利用となるため、また借りたい状況になったときには別のローンなどに申し込む必要が出てきます。

おまとめローンのデメリット

ローンを一つにまとめることで、返済の手間が軽くなります。振込返済にしてもATM返済にしても、毎月返済する手間は長期になるほど負担が大きくなるでしょう。この点を解決できるのがおまとめローンといえます。

ただし、おまとめローンは大きな額を一社のみで利用するため、借り換えローンと同様に高い信用度が求められるのです。申し込んでも審査に通らない可能性もあります。

また、審査に通った場合は信用度が高いと判断されることで、他のローン会社などから借入を勧められる可能性があります。せっかく一つにローンをまとめても、別のところで借りてしまえば意味がありません。

さらに、月々の返済額を抑えられると、負担が軽くなります。ですが返済期間が長期になる可能性が出てきてしまうのです。返済期間が長くなると、その分利息額も大きくなるケースが大半です。

消費者金融の過払い請求におけるデメリット                         

消費者金融では、以前グレーゾーンと呼ばれていた高金利での貸し付けは撤廃されています。この期間に利用していた方は、いわゆる過払い金が発生していることがあります。過払い金は文字通りローンやキャッシングを利用していた方が払いすぎ、つまり返済するべき額を超えて返済していたという考え方です。

すでに完済していた、払い過ぎていた額が戻ってくる、など利用者にとって大きなメリットですね。ただし、一部の業者では「もともとの契約を覆した」と判断することがあります。利用者にしてみれば「もう返済しなくてよい額」ですが、貸金業者は「本来なら返済されるべき額」と考えているわけです。

そのため、過払い請求をした貸金業者でまた借りるようなことがあっても、審査に通らない可能性があるといわれています。

消費者金融の利用はクレジットカード作成にデメリットになる?

クレジットカードを申し込む際、消費者金融で借りている履歴があると審査に不利になるのでしょうか?クレジットカードは割賦販売法に基づいて発行されています。また、消費者金融は貸金業法です。しかし、クレジットカードのキャッシングに関しては貸金業法で規制されています。

たとえば、消費者金融で総量規制額いっぱいまで借りていたとしましょう。ここでキャッシング枠つきのクレジットカードを申し込んだとしても、キャッシング枠をつけることができません。クレジットカードのキャッシングは、貸金業法の総量規制額に含まれることになるからです。

消費者金融の利用方法次第では、クレジットカードに申し込んでも審査に通らない、あるいはキャッシング枠なしでの発行となる可能性もあります。

アコムやプロミスで借りてすぐ返すならデメリットはない?

アコムやプロミスなど、大手消費者金融を中心に無利息期間が設定されています。期間内かつ限度額の範囲内なら、いくら借りても利息はかかりません。つまり、すぐ返すなら借りた額をそのまま返すだけです。

ただし、無利息期間を過ぎれば利息が必要になります。無利息期間にどんどん借りてしまうと、後で大きく影響してしまうでしょう。また、無利息期間は申し込みや当初利用から30日間程度の設定となっている消費者金融が多いです。その期間を過ぎれば、通常の利息がかかります。

無利息期間は借りてすぐ返すという場合にはかなりお得なサービスです。しかし、上手に使っていかないと、いつの間にか利息額が大きくなる可能性があるでしょう。

おすすめ消費者金融を選んでおけばデメリットはない?                

大手消費者金融は知名度もありますし、銀行グループ傘下のところも多いですよね。おすすめ消費者金融として上がるのは、大手であるプロミス、アコム、SMBCモビット、アイフルなどでしょう。

大手消費者金融は借入方法や返済方法が多く、督促や取り立てなども法律を遵守しているため安心して利用できます。ただし、どんな借入先でも借り過ぎて返済できなくなれば、ブラックリストに載ってしまいます。

消費者金融の安全性を確かめて申し込むことも大切ですが、もちろんそれだけではなく、利用する方も確実に返済できる範囲内で借りることで、デメリットにつなげないようにしましょう。

消費者金融は登録するだけでデメリット?      

消費者金融に登録するだけ、お金を借りなければデメリットは無いと言えるでしょうか?

実はお金を借りなくても、消費者金融に申し込みをするだけで「消費者金融に申し込みをした」という情報は信用情報機関に登録されます。信用情報機関に登録されることが悪いわけではありません。

ただ忘れないで欲しいのは、自分では「使わないけど消費者金融のカードを作った」だけのつもりでも、そのカードはいつでも限度額までお金を引き出すことができるカードだということ。

今後クレジットカードやローンの申し込みをする際には、その消費者金融のカードの限度額も考慮したうえでの審査となります。申し込みをしただけで審査に通らなくなるというわけではありませんが、ローン審査で必ず信用情報機関への照会が行われることを考えると、そうした履歴が無い方がやはり有利と言えるでしょう。

例えばアフィリエイトのセルフバック案件等では、クレジットカードや消費者金融に申し込みをして成果報酬をもらう、という案件があるといいます。高額報酬がもらえるとしても、こうしたデメリットや不正利用のリスクなども潜んでいますので注意しましょう。

消費者金融での借入を一括返済した場合のデメリットは?            

借入を一括返済する場合、返済総額が減らせるというメリットがあります。

では逆に、デメリットはどうでしょうか。もしデメリットがあるとすれば、それは無理な一括返済をした場合です。

一括返済をすれば確かに返済総額が減らせて大きなメリットになりますが、かと言って余裕がないのに無理に一括返済をしてしまえば、その他の支払いが滞ったり、冠婚葬祭や病気・怪我などの急な出費に対応できなくなってしまいます。

無理な一括返済はデメリットを発生させるだけです。一括返済しても困らないだけの余裕がある場合にはその限りではありませんが、そうでなければ無理のない範囲で計画的な返済をしていくほうがいいでしょう。

消費者金融から借りる3つのメリット       

消費者金融での借入は、デメリットばかりではありません。メリットもたくさんあるので、お金を借りたい方は上手にフル活用しましょう。

メリット①即日融資で必要が生じた時すぐに借りられる!

消費者金融の最大のメリットは、実際にお金を借りられるまでの日数の短さ、融資スピードです。即日審査、即日融資も消費者金融なら叶います。

即日融資の可能性があって資金使途が自由なローンは、消費者金融のキャッシングやカードローンです。銀行カードローンは2018年1月から、即日融資が不可となっています。

銀行カードローンは審査でのステップが多くなっているため(警視庁にデータベース照会など)審査後借りられるのは翌営業日から数日ほどかかるようになりました。即日お金を借りたいときには、消費者金融一択です。

メリット②職種などを問わず申し込める

消費者金融のカードローンでは

・満20歳以上

・安定かつ継続した収入

を満たしていれば、原則として申し込みができます。

収入が安定していることが分かればよいので、正社員、アルバイト、契約社員など勤務形態を問わず申し込めます。自営業の方や個人事業主の方は、確定申告の写しなど収入を証明する提出の書類を求められることが大半ですが、審査を受けられないわけではありません。

ローンの中には、勤続年数や年収○万円以上などの条件を満たしていないと申し込みさえできないものが多数見つかります。その中でも消費者金融のカードローンは、金利が多少高い分、どなたでも申し込みやすいと感じる条件設定となっていますね。

メリット③借入や返済の方法が多く使いやすい

消費者金融では、借入方法や返済方法が複数用意してあることが多いです。例えば大手消費者金融でお金を借りる場合なら、振込融資、ATMからのキャッシング、スマホアプリなどの借入方法が用意されています。自分にとって一番便利な方法を選べばよいので、大変便利ですね。

急なピンチでも都合に合わせて様々な方法で借りられるというのも、消費者金融の大きなメリットでしょう。また返済したいときにいつでも返済できる方法もあるので、利息軽減にも役立てられます。

まとめ     

消費者金融の利用には、デメリットもいくつか見受けられるものの、対処法がないわけではありません。また、申込から借入まで大変スピーディ、利用方法が豊富で利便性が高いというメリットもあります。その活用してお金を借りたいと思う方も多いのではないでしょうか。

利用にあたっての注意点、デメリットの対処方法を意識しておけば、消費者金融はリスクが多いだけの借入ではありません。借りたいときには、利用額、返済方法の確認といったポイントを忘れずに上手に使いましょう!